買取サイトの準備と作成方法


ネットオークションやウェブショップ等で中古品を継続的に販売しようとする方にとって重要な「生命線」となるのが、「仕入れ」です。

ここでは、個人で買取サイトを運営するために必要不可欠な事前準備と、サイトの作成方法(作り方)を解説しています。

一般のお客様から「市場価値のある不要品」を安く買い取るために仕入れ用サイトを制作する、という事です。

 

ヤフオクにて個人で仕入れた商品を海外のeBayなどで輸出するという手法でも稼げるのですが、全体的には仕入れ費用が高騰しがちで、もし商品が長期間売れない場合にはお店の資金繰りにも影響しかねません。

 

ゲーム・DVDの買取ショップのイメージ

ヤフオク相場が高くなる理由としては、

ヤフオクでは基本的に出品者が決めた価格以上でしか購入できないこと、

既に安く仕入れた出品者の開始価格に彼らの利益が織り込み済みであること、

他の入札者との競り合いで落札価格が高くなってしまうこと、

などが挙げられます。考えてみれば当然の帰結ですよね。

 

一方、買取サイトを運営していれば買取価格(仕入値)は自分で決定できるので、ヤフオク価格よりも格安で商品を仕入れることも出来ます。

 

eBayで日本からの出品を見ると、「ヤフオク相場と同じくらいの価格で売られている商品」を目にすることもありますよね?そうなんです。

 


彼らは買取サイトを運営するなどして安く仕入れる努力をしているからこそ、ヤフオク価格で出品しても利益が得られるのです。

eBay価格競争やPayPal為替差損などに巻き込まれないためにも、そして仕入れルートは多いに越したことはありませんので、自前でホームページを作って商品をなるべく安く仕入れるという方法もオススメの選択肢です。

 

1. 自分に合った買取スタイルを決める

買取サイトを作成する前には、入念な事前準備を計画的に行うことが大切になってきます。

まずは、使える時間や資金力、営業所の広さ等を考慮して、ご自身に合った買取ジャンルと買取形態を決めます。

買取ジャンルは今まで自分が行ってきた趣味や習い事、仕事に関連した商品から扱っていく方が始めやすいかと思います。

買取形態は大きく分けて、出張買取、宅配買取、店頭買取の3種類があります。

 

出張買取(訪問買取)

問合せがあったお客様のご自宅に訪問して、玄関先で商品を買取るという方法(対面取引)です。

 

液晶テレビやブルーレイレコーダー、オーディオ機器などは重くてかさばるため、お客様が店頭に持ち込みづらいです。

よって、このような大きめ家電の引き取りサービスを提供することは、地域密着型買取としても大きなアドバンテージになります。

 

また、不用品処分で少しでもお金になれば儲けもの、といった感じで大量に依頼する方や、ヤフオク相場を知らない方も多いので、雑貨などをまとめて安く仕入れることができます。場合によっては不要品の中にお宝商品がたくさん紛れ込んでいたりもします。

 

主に地元や隣県に出向いての営業が中心になりますので、地域や取扱品目によっては同業者との競争が少なくなる等のメリットがあります。

 

【出張に必要な物】

古物商許可証、買取承諾書、現金、名刺、筆記用具、計算機、地図帳、ダンボール箱など

 

出張買取を行っているイメージ

【出張買取の主な流れ】

  1. 古物商許可証を提示し、笑顔で礼儀正しく挨拶する。
    スーツ着用で終始丁寧に対応するのが良い。
    (社員証などのカードを首から下げていると信頼度UP)
  2. 運転免許証などの身分証明書を提示してもらい、本人確認をする。その際、18歳未満の方であれば買取をお断りする(保護者の同意がある場合はOK)
  3. 依頼品をその場で迅速に鑑定・査定をし、買取価格を提示して上手に交渉する。
  4. 成約後、買取承諾書に住所・氏名・職業・年齢の記入と署名をしてもらう。(承諾書は帰宅して古物台帳に情報を記録するために必要)
  5. 最後に代金を現金で支払い、買取品をダンボール箱などに詰めて持ち帰る。

こんな感じの手順になりますが、迅速に査定するためにも事前に商品リストを作成しておくなど、各ジャンルの買取価格は大まかでもいいので決めておきましょう。

 

間違っても、面前でスマホなんか使って相場を調べてちゃダメですよ。待ち時間でお客様にストレスを与えてしまいます。

あと、「あれも売って下さい、これも・・」など、強引な営業は絶対にしないようにしましょう。

 

宅配買取(ネット買取)

ホームページを見たお客様から、宅急便などで送られて来た商品を買い取るという方法(非対面取引)です。

ゲームソフト・DVD・CD・本・コミックや、トレーディングカード・フィギアなど、比較的軽量なモノを買取品目にしている業者も多いです。

 

宅配買取の荷物を持つ宅配業者

【宅配買取の主な流れ】

  1. お客様から無料査定の問い合わせ(依頼)がある。
  2. こちらが当該商品の買取価格を提示する。
  3. 買取価格に納得してもらったら、商品を郵送してもらう。
    その際に、身分証明証のコピー、買取同意書なども同梱してもらう。住所・氏名・職業・振込先を記載する買取同意書は、適当な紙片に書いてもらってOK。
  4. 商品を迅速に査定して、お客様の銀行口座に代金を振り込む。

これらの取引は全てインターネット上だけで済むので、商品の仕入と販売業務(ネット販売)が一か所で行えて効率が良いスタイルです。

 

反面、日本全国の客層をターゲットとしていますので、競合他社との価格競争もあってか買取価格は高めに設定しなければなりません。

 


それでも、ヤフオクの落札価格より安くしても事業は成立します。

ご参考までに、管理人運営の買取サイトでは問合せのうち約6割が、ヤフオク相場の半額位にしても買取が成約しています。

 

店頭買取(持込買取)

お客様がお店に持ち込んだ商品を店頭にて直接買い取るという方法です。

カメラ、パソコン、スマートフォン、古着、楽器などを取り扱う、総合リサイクルショップ等もこの形態になります。すでに実店舗をお持ち方は、広告宣伝目的でお店のホームページを作成して集客・売上アップにつなげます。

 

ただ、新規で店舗経営を始める方には、土地・建物・改装費・人件費など膨大な費用が掛かってしまいます。その分、仕入れ(買取価格)を安くせざるを得ないのでお客様を落胆させがちです。最近は大手のブックオフでさえ、2016年3月期には赤字決算に陥るなどの大苦戦を強いられていますので、ましてや新規開業ともなるとどれだけ大変かがお分かり頂けるかと思います。

 

2. 古物商の営業許可を取得する

中古品などの古物を買い取って売る場合には、古物商許可を取得して営業する必要があります。

(利益目的の転売をするために、オークションサイトや実店舗などから商品を購入する場合も同様です)

古物営業の手続きなどの詳細は、下記サイトにてしっかりと確認しておきましょう。

 

【警視庁 古物営業】

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/kobutsu/kobutsu/

 

↑ここで古物商の申請に必要な書類とその記載例もPDF形式で閲覧できます。

これらを印刷したら必要事項を記入後、他の必要書類も添付して最寄りの「警察署(各都道府県の公安委員会) 生活安全課」に提出します。申請には、別途19,000円の費用が掛かります。

 

古物商許可証(実物)

さらに、書類の申請・届け出をした数日後には、警察官が自宅に来て簡単な質問をしますので正直に答えるようにしましょう。

 

ここで、開業しようとしている事業の内容も聞かれるので、上手く説明できるように予め準備しておきます。

 

普通に真面目に生活している人であれば、問題なく許可されると思っておいてよいでしょう。

 

ただ、美術品、貴金属・宝石、中古自動車などの取り扱いは専門知識等が必要で難易度も高いので、個人事業主としての申請では、状況によっては却下される場合もあるかと思います。


ちなみに私は自宅兼営業所という形で登録し、最初に申請した取扱古物の区分は、

09.機械工具類(電化製品・ゲーム機など)、10.道具類(磁気記録メディア、おもちゃ・玩具など)、12.書籍、の3区分になります。

 

まずは古物商許可を得ることだけを第一に考えたいので、「古物の区分」を一度にたくさん申請することもやめましょう。

審査に合格さえすれば、取扱品目は後からでも追加できます。

 

ドメイン情報(Whois)を記載した書類の提出義務

また、買取サイトやネットショップなどを運営して古物を売買する場合には、サイトURLと所有者の本人確認ができる書類も提出しなければなりません。この書類は古物営業の許可が下りてから警察署に提出しても問題ないです。

 

具体的には、下記サイトにてご自身の「ドメイン情報(Whois)を検索して表示されたページ」を印刷して提出します。

その際、「別記様式第1号その3(第1条関係)」という書類(サイトURL名を記入する書類)も同時に添付します。

 

【ドメイン情報(Whois)】

http://www.makko.biz/whois/

 

なお、ホームページ作成サービスの無料版などで作ったサイトのURLは「サブ・ドメイン」のため、サイト運営者の本人確認ができません。なので、買取サイトを作る際には「独自ドメイン」をそこで取得するようにしましょう。

 

古物営業が許可されるまでの期間はどれくらい?

目安として、「古物営業の申請・届け出をしてから約40日の期間を経て古物営業の許可・不許可の連絡が来る」と覚えておけばよいでしょう。もちろん、許可の場合にはその日のうちに許可証が発行されます。

 

参考までに、管理人が住んでいる県では各種申請書類を提出してから、36日後に古物商許可証を受け取ることが出来ました。

東京、大阪などの大都市では人口が多いのでもう少し時間がかかるかも知れません。

 

そこで、折角なのでこの期間を利用して買取サイトの作成を始めてしまうというのも1つの案です。

どのみち、作成したサイトとURLを後から知らせなければなりませんので・・。

 

3. 買取サイトの作成方法

これまでの準備を終えたら、いよいよ買取サイトの作成に入ります。買取サイトの作成方法や手順は、だいたい下記のような流れになるかと思います。

買取サイトの制作を楽しむ若い女性
  1. サイト名(ロゴ)とURL(独自ドメイン名)を決定する
  2. ホームページ作成サービスに登録する
  3. 好きなデザイン・テンプレートを選ぶ
  4. テンプレート全体の配色を決める
  5. 重要な基本ページから作成していく
  6. 上位表示のためのSEO対策も並行する

サイト名や登録時のURLは、取り扱う商品に関連した名称にする方が検索順位でも良い結果が得られ易いです。

お店のロゴに関しては、ネットで「ロゴ作成 無料」と検索すれば色々なツールが出てきますので参考になるかと思います。

 


そして「ホームページ作成サービス」に登録すると、その日からWebサイトを自分で作り始めることができます。

 

なかでも管理人が最もオススメするホームページ作成サービスは「Jimdo 」です。※「ジンドゥー」と読みます。

 

このサービスでは、レンタルサーバーや信頼の証でもある「独自ドメイン」も込みで利用できますし、煩雑な設定や専門知識も一切不要です!

 

また、プロが制作したスタイリッシュなテンプレートが豊富に用意されているため、あとは写真と文章をこちらが設置するだけで、初めての方でもホームページが簡単に作成できてしまいます。

 

加えて、SSL対応(アドレスの最初が「🔒 保護された通信|https:」で始まる)なので、買取希望のお客様が安心してフォームから依頼できますし、検索順位の向上にも断然有利。JimdoはSEOにも強いのです。

 

これらは本当に、まとめてリーズナブルな価格で利用できるんです!

 

ところで、ホームページ全体のデザインは一流企業にあるようなプロが作ったサイトにしなくても十分に集客できます。

むしろ近年では、目がチカチカする複雑なデザインよりも、シンプルで見やすいテンプレートを採用する企業サイトが増えています。

 

サイト訪問者が欲しい情報というのは、あれこれゴチャゴチャと賑やかに表示されているデザインではありません。

まずは訪問者がスグに知りたい買取情報をコンパクトに見やすく表示させたサイトを制作する事を優先していきましょう。

 

ちなみに、わたくしが運営している買取サイトなんかはもう恥ずかしくて自慢できるデザインなんて全くありません。センスが無いため、ひどいものです(笑)。それでもお客様にとって有益な情報をコンパクトにまとめ、初めての方でも親しみやすいサイトを作成しているせいなのか、ボチボチと買取依頼も来ているので有難く思います。

 

時折、近所のリサイクルショップなどへ仕入れに出かけて空振りに終わる日々もありますが、こんな時にも買取サイトを運営しているとそちらからの仕入れが確保できますので、収入の柱としても大変助かっています。

 

話を元に戻します。サイト制作で気を遣うとしたらナビゲーション(メニュー)や見出しの背景色などで、ここに「暗い色や古臭い色」を使うのは避けるようにしましょう。サイト全体の配色が暗くてみすぼらしいと訪問者は速攻でページを閉じてしまいます。

 

これはオークション出品にも言える事で、撮影した商品写真全体に明るさが無いと「この出品者ほんとに大丈夫かなぁ・・」と落札者を妙に不安にさせ、入札意欲をなくしてしまいます。結果、高値で落札されにくくなるのと同じ理屈です。

 

専門性のあるサイト作り

もう一つ。個々のページを作成していく前にお伝えしておきたいことがあります。それは、できれば特定の買取品目だけに特化したサイトを作っていく方が検索結果で上位表示を狙うには有利だということです。

 

というのも、Googleさんはどこにでもある「総合買取サイト」よりも「専門性・統一感のある買取サイト」を高く評価する傾向にあります。

 

例えば、高級腕時計を買い取ってもらうのにブックオフを利用する方はあまりいないと思います。「ブックオフ=本の買取」というイメージが既にありますので、本以外を売ると買取価格が安くなってしまうのでは?という不安が出てきます。そのため、腕時計の買取ならブランド専門の店へ出向くのが一般的となります。

(逆に言うと、専門店のほうが店員さんに知識があって高く買い取ってくれる、との期待が少しでもあるからです)

 

Googleさんもこのような心理は理解しているようで、腕時計を売りたい人には何でも買い取る総合サイトよりも、ブランド品の買取専門サイトの方を優先して上位表示します。要はその人にとって今一番お薦めなサイトを上位表示している訳です。Googleさんも意外と思いやりがありますよね。

 

DVD-BOX専門店、レコード専門、ジャニーズ専門など、日常生活で少しでも考える時間を作るだけでも、色々とアイデアは浮かぶものです。是非、あなたが趣味などで得た専門知識を活かし、特定ジャンルに特化した買取サイトを楽しんで作成していきましょう。

 

4. 基本ページを作成する

では、買い取りサイトを運営する上でも最低限必要だと思われる基本ページの作成方法を列挙してみます。

 

訪問者に役立つコンテンツを満載したページ作りが重要

全部で7つありますが、どのページでもお客様にとって有益なサービスが提供できるよう、良質なコンテンツを作成していくことが最も大事になります。

 

基本ページ:

【ホーム、買取品目、買取について、買取実績、お問い合わせ、よくあるご質問、事業概要】

 

上記のページ名(メニュー名)は業種により変更しても全く問題ありません。

 

1日1~2時間の作業で1ページづつ作成するとしても、ちょうど一週間で念願の買取サイトが完成できてしまいます。

では、各ページをそれぞれ見ていきましょう。

 


ホーム(トップページ)

トップページはお店や会社の「顔」であり、サイト訪問者が最初に目にすることが多い最重要ページでもあります。

いわばネット上における「名刺」ともいえる部分なので、全体のレイアウト・デザインの選定には充分な時間をかけましょう。

お店についての紹介や、お知らせを表示したり、画像やリンクボタンを使って他のページに誘導したりと、お問合せに直接結び付く好感のもてる文章を考えながら作成することが大切になってきます。

 

買取品目

御社が買取可能な商品名を明記します。例えばブランド品の買取専門店なら、腕時計、バッグ、指輪、ネックレス・・といった具合に。また、商品ごとに実際の買取価格を提示した「買取価格表」を作成することは、価格の透明性や公平性をアピールする上でも有効な手段です。

 

この価格表には自分が入手したい商品名を出来るだけ多く記載していくのが得策でしょう。ヤフオクやeBayでよく売れている商品でもよいですし高利益率の商品ばかりでもOKです。

 

そして次が重要ポイント。あなたが特に仕入れたいと思う売れ筋商品に関しては別ページを作成するのです。

具体的には「○○を買取強化中!」などの見出しを表記して、商品の説明文や買取価格を記載したページにします。

こうすることで当該商品名での検索結果が上位表示されやすくなります。上位表示されればその商品を売りたい方があなたのサイトを直接クリックする確率が高まり、成約にも結び付きます。

 

個別の商品ページの作成は確かに面倒ですよね?でも、同業他社があまりやっていない作業をする事が結果として利益につながる場合が多いのです。1週間に1ページでもいいじゃないですか。1年続ければ貴方のサイトが50ページ以上も増えますよ。

なので、気長にコツコツと作っていきましょう。

 

買取について

買取形態(出張・宅配・店頭)を明確にし、買取の流れを簡潔かつ丁寧に説明しましょう。

ここでは買取手順を図示するなど、視覚的に見やすいページにするのがポイントです。

 

加えて、競合店にはない独自サービスをアピールしたページを制作したいものです。

 

宅配買取を例に挙げると、「送料無料」「振込手数料無料」「迅速入金」「ダンボール無料提供」などの文言は既にどこの会社でも使用しています。ですので、これ以外にもお客様を満足させる効率的な方法はないかと考えてみます。

 

例えば、ダンボール箱を提供しない代わりに梱包代1,000円を買取価格に上乗せしてお客様の口座に振り込むといったアイデアもアリだと思います。これなら買取意思が無いお客様に無駄なダンボールを送ることがなくなるので効率的ですよね。

 

買取実績

実際に商品を買い取ったという、買取実績を公開することでお客様に安心感を与えることが出来、買い取り依頼も増えてきます。

(私の経験則です)

最初のうちは中古ショップなどで仕入れた中古品の画像や説明文を使っただけのページでも良いでしょう。

一般のお客様からの買取がある程度増えてきたら、今度はサイト内ブログを利用するなどして買取品を随時紹介していきます。

さらに、「お客様の声」を紹介したページも作成できれば効果大!、です。

 

お問い合わせ

あなたのサイトを見て興味が沸いたお客様が、問合せをするのに必要なページです。

お客様が氏名、メールアドレス、メッセージ等を自由に記入できる「お問い合わせフォーム」は必ず設置するようにしましょう。

 

よくあるご質問

買取に関する疑問や不安を払拭するような文章でお客様を安心させましょう。

具体的には、どのサイトでも採用しているような「Q&A形式」で質問文と回答文を分かりやすく端的に作成していくことが望ましいです。もしあなたが見ず知らずの人に買取を依頼する場合には、どのような疑問や不安が生じるのかを是非、考えてみて下さい。

 

事業概要(当店について)

会社名、事業者名、所在地、電話番号・メールアドレス、古物商許可証番号、事業内容、取引銀行名など、お店の基本情報を表示するページです。できれば表形式でコンパクトにまとめたいところです。

また、アクセスマップも表示しておけば、お客様が来店しやすくなるでしょう。

 

5. 検索結果で上位表示されるには(SEO対策)

買取サイトのSEO対策

次に、SEO対策についても少し触れたいと思います。

Googleさんは誰も書いていないようなオリジナルティー溢れたページや記事が多い買取サイトを好んで上位表示する傾向にあります。

 

世の中に存在するホームページを全てまとめると、1冊の辞書になると捉えてもらえればいいです。辞書に同じ内容のページが重複していたら不自然ですよね?

なので、Googleさんは同じ内容で書かれたミラーページ等は上位表示しないようにしています。

 

また辞書であるからにはコンテンツの質を重視します。

薄っぺらな内容のページなんて誰も見たくはありませんので検索上位に出す必要はありませんよね?

 


Googleさんにもサイト・コンシエルジュとしての意地やプライドがありますので、内容がスカスカのサイトは上位表示しません。

要するに検索結果で上位に表示されたいと思ったら、同業他社の買取サイトが作成していないような独自コンテンツ、

訪問者にとって役立つ情報を提供していくのが手っ取り早いという事になります。

 

とりわけ出張買取のサイトなんかはその地域だけに限定した業務なので、そのお店独自のサービスを紹介したページが作成しやすいと思います。

 

そして、お客様に役立つサービスを提供したり本気で伝えるためには、どうしても文字数が増えてしまいますがこれはあまり意識する必要はないです。(文字数を意識しすぎると逆に義務感になってしまい、熱のこもった文章が書けなくなるものです・・)

 

真心込めた文章を一生懸命に書いていて、気が付いたら1,000文字~3,000文字にもなっていた!というくらいが丁度良いかと思います。

 

繰り返しになりますが、上位表示のコツは内容の伴った独自コンテンツを作ることで、これに勝るSEO対策は無いということですね。

 

ここまでをご理解しましたら、次に実行してほしい重要なことがあります。

それは、ページタイトルと見出しの作成です。これは買取サイトにおける各ページの作成と同時進行していきましょう。

 

ページタイトルの作成

ネットサーフィン(笑)をしながら、色々なサイトにアクセスするとパソコンのブラウザー左上には必ずタイトルが表示されますよね?

 

これが「ページタイトル」というもので、実はSEO対策をするうえでは大変重要なのです。ここに上位表示させたいキーワードを織り交ぜたタイトル(短文)にしないと誰もあなたのサイトをクリックしてくれませんし見てもくれません。

 

よく、自分の会社名で検索しても上位表示されないよ、といったことを見聞きしますが何のことは無い。蓋を開けてみれば会社名がページタイトルに書かれていないだけでした。それくらい、ページタイトルは驚くほど検索結果に敏感なんです。

 

サイトにアクセスが無ければ問い合わせにもつながらないので、タイトルで使うキーワードの選定はじっくりと行いましょう。

もちろん、使用するキーワードに関連した内容のページであることは言うまでもありません。

できれば、需要があるけど同業者があまり使っていないような語句にしたいところです。(実はこれが結構難しいのですが)

 

見出しの作成

書籍には「見出し」というものが必ずあります。目次タイトルとほぼ同じです。サイト全体が一冊の本だと捉えてもらえれば分かりやすいかと。皆さんは「見出し」のない本があったらどうしますか?全体像が分からないので読みにくいですよね?

無意識にでも、この本にはどんなことが書かれているのかを目次などで把握してから購入しているはずです。

 

ホームページの作成も同様で、Googleさんにあなたのサイトは何について書かれているのかを早く理解してもらうためにも、

「見出し」の作成は必須項目です。

 

そして見出しの種類には「大見出し(H1)」「中見出し(H2)」「小見出し(H3)」などがあり、中でも「大見出し」が最重要です。

基本的に大見出しは各ページの最初に設置して、先述したページタイトルと同じ文章にします。

つまり、そのページの内容を要約したものが大見出しになります。

 

例えば、ファミコンや古いゲームの買取について書かれているページでしたら、

大見出しが「レトロゲームの買取」で中見出しは「ファミコンの買取」、そして小見出しは「ファミコンソフトの買取」としても良いでしょう。

 

ちなみに当ページ最初の大見出しは「買取サイトの準備と作成方法」です。

(随分と文章の多いページだなぁと思った方、ごめんなさい。でも、SEO対策のヒントにはなるかと。)

 

ということで是非、サイトに訪問したお客様が役立つ情報を得られるよう、各ページには「ページタイトル」と「大見出し」を設置してボリュームあるコンテンツ作りを目指していきましょう。

 

6. 超便利なHP作成サービス「Jimdo」について

ありえないほど簡単にホームページが作成できる・・・。

 

Jimdo (ジンドゥー)は、2007年にドイツで生まれたホームページ作成サービスです。

日本国内では2009年から「KDDIウェブコミュニケーションズ」が国内運営を担当しています。

 

サーバー、インストールも、専門知識も不要!ドラッグ&ドロップで各種コンテンツを簡単に編集できるのが特徴的。

一度体験したらクセになり、もう他社のサービスは使う気がなくなりますよ。(笑)

 

Jimdoのテンプレート「TOKYO」
Jimdoのテンプレート「TOKYO」

そしてJimdoのテンプレートには、東京・ニューヨーク・ベルリンなど世界各国の都市名が付いており、今流行りのシンプルかつ大きな背景画像をアピールできるタイプのものが多いです。

 

その他、スマホ・タブレットなど訪問者のデバイスに合わせてレイアウト表示が自動的に最適化されますので、わざわざスマホサイトを別途ご用意する必要がありません。

いわゆる「レスポンシブWebデザイン」というスタイルですね。

 

また有料版では、印刷・出版業界やテレビのテロップなどでも使用されている「モリサワフォント」が利用できます。