レトロゲーム(昔のゲーム)は主に1980年代~90年代、もしくはそれ以前に発売された家庭用テレビゲームや携帯型ゲーム全般を指すことが多いです。この代表格としては、皆さんもご存知の任天堂ファミコン(ファミリーコンピュータ)やゲームボーイが挙げられます。他にはスーパーファミコン、ネオジオ、PCエンジン、メガドライブなども定番の売れ筋商品なので、海外ネットオークションeBayでは売りやすいです。これら日本のレトロゲームは「Video Games(ビデオゲーム)」というカテゴリーによく出品されています。では早速、ゲーム機別に両ネットオークションでの落札相場を比較していきましょう。
NEO GEO(ネオジオ)は、1991年にSNKから発売されたテレビゲーム機です。ゲームセンターのゲームそのままのクオリティーを自宅でも楽しめるということで、アーケードマニアからは絶大な人気を博しました。海外ではコアなネオジオファンが多いのも事実です。
※以下の商品はいずれも2016年7月下旬時点で過去四か月以内の落札相場を比較したものです。
最初に、『ネオジオAES』というゲーム機(ネオジオROM用本体)の落札価格を見ていきましょう。
まずヤフオクでは、31,000円で落札されています。外箱と説明書などの付属品が揃っている状態での値段です。
次に、同じ商品をイーベイで探してみると、やはりありました。 出品タイトルに「JAP BOXED」と記載されていますので日本版かつ箱付きの商品になります。海外では据え置きゲーム機本体のことを、「Console(コンソール)」ともいいます。
ここでは、55,042円でご落札されております。その価格差は、24,042円也。
中古ゲームショップなどで3万円よりも安く入手できれば、さらに手堅い粗利益が狙えるかも知れませんね。
ネオジオ用のゲームソフト(ネオジオROMカセット)にも人気があります。
こちらの商品名は『餓狼 MARK OF THE WOLVES』です。日本では人気格闘ゲームである、餓狼伝説シリーズの1つとして知られています。
さて、ヤフオク相場。ここでは、82,000円で落札されています。
一方、海外ネットオークションeBayではどうでしょうか。こちらはなんと、139,392円で購入された方がいらっしゃいます。
粗利益にして、57,392円となります。
ここから手数料などを差し引いたとしても、まだまだヤフオク仕入れ&イーベイ出品・転売で十分な利益額を確保できるのではないでしょうか?
お次は、ネオジオROMカセットの『メタルスラッグ2』です。
メタルスラッグシリーズは緻密なドットで描き込まれたグラフィックなど、一部ファンの間では今でも根強い人気があります。
ヤフーオークションでは、165,000円という凄い額でのお買い上げ。ちなみにこの商品の定価は約3万円です。
イーベイでのお値段はというと、307,480円という、とんでもない価格での落札!「Top rated seller」という称号を持つ日本のセラーさんから「Buy It Now」の即決で買われています。
ヤフオク価格と比較してみるとその差額は、142,480円にもなります。一撃で派遣社員の月収分(?)が得られます。
ただ、あまりにも高額な商品は、かなりの希少・レア品のため見つけること自体が難しく、出品価格も高くなりがちでなかなか落札されないのも事実です。なので、資金繰りなどに余裕がある方に向いていると思います。普段は数千円~数万円の利益が出るモノをコツコツと売っていくのが無難なのかもしれません。
ネオジオカセットは高く売れるのでコピー品もネットオークションなどに出品されています。その最たるものが、いわゆる「コンバート品(Convert)」と呼ばれるものです。イーベイでコピー品などの偽物を売ると、最悪の場合はアカウントの永久停止になってしまいますのでご注意を。くれぐれも、ヤフオクで仕入れる場合は「正規品」を出品している方へ入札するようにして下さい。
1980年代においてテレビゲーム・ブームの火付け役となったのが任天堂のFamicom(ファミコン)です。今では当たり前ですが、カセットを交換するだけで色々なゲームが遊べるのは子供心としても非常に新鮮味がありました。「スーパーマリオ」「高橋名人」といえば、即座にファミコンを思い浮かべる方も多いことでしょう。
ここでは、ファミコンソフトを中心に紹介したいと思います。日本の各種ファミコン本体は当然イーベイでも売れますが、内外価格差は数千円くらいの場合が多いと思いますので割愛します。ちなみに海外版のファミコンは「Nintendo Entertainment System(NES)」という名称で発売されています。
※以下の商品はいずれも2016年7月下旬時点で過去四か月以内の落札相場を比較したものです。
第一発目はコナミから発売の『バイオミラクル ぼくってウパ』。
四つん這いの赤ちゃんを操作しながら敵を倒していくというアクションゲームです。スーパーマリオに似ている部分もあるため、海外では「Baby Mario」と呼ぶ人もいます。
この商品、ヤフオク相場では、32,800円で入札のまま終了しています。
一方、イーベイの相場では、52,285円で落札されています。
その価格差は19,485円。
KONAMI(コナミ)のファミコンソフトはグラフィック&BGMなども含めて良質なゲームが多い為、海外でも高く評価されています。
お次はサン電子(サンソフト)の『Gimmick!(ギミック!)』です。
ケースや説明書が欠品しているにもかかわらず、ヤフオクでは、17,700円で落札されています。
しかしながら、送料が無料なので親切な出品者さんに思えます。
同じ商品でのイーベイ落札価格は日本円にして、39,311円。
その差額は21,611円になります。
こちらの出品者も「FREE FAST SHIPPING(送料無料で迅速発送)」と記載していますので、お得感があって落札され易いかも。
なお、タイトルにある「LEGIT CARTRIDGE」は「本物のカセット」、つまりここでは「正規品」を意味します。
ファミコン以外のレトロゲーム全般にも言えること。
それは、ロックマンシリーズは高く売れる傾向があるということです。海外では「Megaman」という名称で発売されており、難易度が高い人気アクションゲームの部類に入ります。
このファミコン版『ロックマン1 2 3 4 5 6 全て箱説付』の6本セットがヤフオクでは、49,800円で即決購入されています。
日本版のロックマン目当てのコレクターは世界中にいますので、イーベイでも、99,590円という破格の落札値になっております。
価格差も49,790円ありますので、利幅が極めて高くなる組み合わせの1例です。
ロックマンの6本セット売りが出来る出品者は世界でも少ないと思いますので、もし同一商品を見つけたら、イーベイでは強気の価格で出品してもよいでしょう!箱・説明書も含む全体の状態が良ければ良いほど、高い値で売れるのがファミコンソフトの特徴でもあります。
1990年に任天堂から登場した家庭用テレビゲーム機が『Super Famicom(スーパーファミコン)』です。前世代機のファミコンよりもCPUやグラフィック等が高性能になったため、奥行があって長く楽しめるゲームが多く発売されました。ファイナルファンタジーシリーズを含むRPGに名作が多いのもよく知られていますよね。
このスーファミ本体、状態や仕入値にもよりますがイーベイでは概ね数千円の利益が出る手堅い商品なのではないでしょうか。
一方でスーファミソフトは、有名タイトルよりもどちらかというとニッチやレアなタイトルの方が高額になる傾向が強いように感じます。
では早速、気になる価格差を見ていきましょう。
※いずれも2016年8月1日時点で過去四か月以内の落札相場を比較しています。
『ポコニャン!へんぽこりんアドベンチャー』は藤子・F・不二雄さん原作のテレビアニメ「ポコニャン」を元にしたスーファミソフト。いわゆるキャラゲーです。
ヤフオクではこの商品の箱・説明書付きが、67,000円で売れています。
そしてイーベイでは、114,880円で売り切れご免。見た感じは普通の状態の中古品といった感じ。入札も86bidsなので人気商品だと分かります。そして差額は47,880円。ここからイーベイとペイパルの手数料を差し引いても20,000円ほどの利益が残るのでは。世界の藤子不二雄ファンに向け、関連アイテムをリサーチ&出品していくのも良い方法かも知れませんね。
『バトルトード・イン・バトルマニアック』はメサイヤから発売されたアクションゲーム(開発はレア社)です。
スーパードンキーコングと同様、3DCGを使っているので奥行き感のある綺麗なグラフィックが特徴的。
このゲーム、ヤフオクでは23,501円で落札されています。
同一商品がイーベイでは軽く10万オーバーの103,137円。
粗利益は79,636円になります。
他にもレア社が開発したゲームソフトは海外でも人気がありますよ。
『MR.NUTZ(ミスターナッツ)』はソフエルから発売されたアクションゲームです。
ヤフオク相場を見てみましょう。すると、8,000円という即決価格で落札されています。もちろん、こちらも箱説付きでの相場になります。
お次は所変わってイーベイ相場。こちらは91,677円でのご購入。価格差はなんと、83,677円にもなります。
そして着目すべきはその仕入れ値です。この場合、ヤフオク仕入するだけで十倍以上の値で売ることが出来てしまいます。
こんなに利幅が大きなお品があるとレトロゲームで出品するのが病みつきになりそうですね(笑)。ちなみにタイトルの「Near Mint」は「新品に近い美品」といったニュアンスがあります。
スーパーファミコンを売るなら、出来るだけ元箱と説明書が付いている商品にしましょう!例えば、箱説付きなら10,000円で売れるソフトが、箱説無しでは1,000円にしかならないといったことがヤフオクやイーベイでは普通にあるからです。
このことはスーファミに限らず他のレトロゲーム全体にも言える「法則」みたいなものです。家電の世界ではほとんどゴミ扱いの箱説ですが、レトロゲーム市場ではなかなか侮れませんよね。
『Gameboy(ゲームボーイ)』は1989年に任天堂からリリースされた携帯型のゲーム機です。同様の次世代機には「カラー」と「アドバンス」があります。どの本体も小型なため、どこへでも持ち運びが可能でかつ、気軽に液晶ゲームが楽しめるということで爆発的にヒットしました。そして、このゲームボーイシリーズは本体だけでも実に様々なバージョンが存在します。「○○バージョン」「○○限定版」「○○記念」「○○同梱版」など数え始めたらキリがない程の種類があります。
当然イーベイでもこれらの日本バージョン目当てで訪れる利用者たちがいますので、そういった方々をターゲットとして、ここでは売れ筋のゲームボーイ本体をいくつかご紹介したいと思います。
※以下の商品はいずれも2016年8月4日時点で過去四か月以内の落札相場を比較したものです。
まずは手始めに『ゲームボーイポケット ファミ通限定 Model-F』の価格差をみてみましょう。
有名ゲーム雑誌の「週刊ファミ通」と任天堂がコラボした限定本体です。
ヤフオクでの落札価格は、12,011円になっています。
そしてイーベイでは、22,667円で取り引きされています。
この価格差は10,656円。
ゲームボーイ本体は傷の程度によっては、落札価格が大きく変わってしまいます。
ですので、携帯型ゲーム機を仕入れる時には、イーベイ利用者からのクレーム回避も考慮して、なるべく綺麗な本体を選定していきましょう。また、当たり前のことですが同じ本体でも中古品よりは新品の方が高値で売れます。
今年(2016年)でポケモン生誕20周年になりますが、「ポケモンGO」に見るごとく世界中でのポケモン人気は未だ衰えることを知りません。
ここでは、ポケットモンスターの誕生から3周年を記念してポケモンセンターから発売された限定モデルを1例とします。
この商品、ヤフオクでは、21,800円の即決価格でのご落札。
一方イーベイでは、57,547円で落札されています。その価格差は35,747円。
ゲームボーイ本体のポケモンバージョンはどれも売れ筋アイテムです。なので、イーベイの「Completed listings」にて『Gameboy Pokemon Japan』などで検索し、売れている商品をぜひ、チェックしてみて下さい!
ゲームボーイカラー本体の『カードキャプターさくら』バージョンです。
日本のアニメは海外でも人気があることは周知のとおりですね。
このアイテム、ヤフオクでは税込価格16,028円で即決購入されています。
そして肝心のイーベイでの購入価格はどうでしょうか。こちらは59,567円という高額に。
単純に引き算して利益計算すると、その差額は43,539円にもなります。
このようなアニメのタイアップ品や関連商品をリサーチ&出品していくことで、商品数というか引き出しが増えていくので、eBayで大型ストアを出店するためには、欠かせないテクニックとなります。
1987年にNECから発売されたゲーム機が『PC Engine(PCエンジン)』です。後年には他社に先駆け、大容量のCD-ROMソフトを取り入れたことでアニメーションゲームの普及にも貢献しています。これにより、90年代初頭にはスーファミに次ぐ国内市場シェアを獲得するまでに成功しています。また、当時のバブル景気に便乗して「バーチャルクッション」等の、あまり意味のない周辺機器が発売されたことでも知られていますよね。
ここでは海外の熱狂的な「PCエンジニア」のためにも、イーベイで転売すると利益が出そうな商材を早速みていきましょう。
※以下の商品はいずれも2016年8月5日時点で過去四か月以内の落札相場を比較したものです。
『ソルジャーブレイド』はハドソンから発売されたHuCARD(ヒューカード)です。
第8回全国キャラバン公式認定ソフトにもなっていたので、懐かしくて少年時代を思い出した方もいらっしゃるのでは。
この商品、ヤフオクでは6,850円で終了しています。
対してイーベイでは、18,107円での落札となっています。
価格差は11,257円。
これくらいの粗利が出る商品をいくつか知っていると、稼ぎ易くて強みにもなりますよね。
シューティングゲームはPCエンジンでも人気のあるジャンルの1つです。
『アーケードカード・プロ』という周辺機器もイーベイでは意外と高値になっています。
このカードを対応ゲームに使うことで、グラフィックや音声が強化されるといったメリットがありました。
ヤフオクでは5,599円で落札されています。
イーベイの方では、やはり価値があるのか相場は17,219円。
内外価格差はこちらも1万オーバーの11,620円なり。
CD-ROM2本体と一緒に出品すれば、さらに高値落札が期待できそうな感じがします。
KONAMIのドラキュラシリーズで最高傑作との呼び声高いのが『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』です。
PCエンジンDUO本体などでプレイできる、「Super CD-ROM2用ソフト」でもあります。
ヤフオクでは帯付き商品が、17,500円という仕入れ値。
同様のお品がイーベイでは33,327円なので、日米価格差にして15,827円となります。
CD-ROMは軽いので送料無料にしても普通に利益が出そうです。ちなみに海外では帯のことを「Spine」ともいいます。
※帯無し商品は落札価格が下がります。
『Mega Drive(メガドライブ)』は1988年にセガから発売された16ビットの家庭用ゲーム機。北米市場では「Sega Genesis」としてリリースされています。どちらかというとマニア向けタイトルが多いため、メガドライバーと呼ばれる熱狂的なファンを生み出したハードとしてもよく知られています。本体のバリエーションは豊富で、カセットとメガCDの両方がプレイできる「ワンダーメガ」や、コントローラーと本体が一体型になっている「メガジェット」なども登場しています。
ゲームソフト自体はほとんどがハードケース入りで発売されているので、中古でも比較的良好なコンディションで入手できる場合が多いのではないでしょうか。では早速、内外価格差の事例をそれぞれ確認していきましょう。
※以下の商品はいずれも2016年8月6日時点で過去四か月以内の落札相場を比較したものです。
『アリシアドラグーン』は1992年にゲームアーツから発売されたアクションゲームです。
特にレアタイトルというわけではないのですが、最近は海外からも高評価を受けているため、国内外の価格が共に上昇してきています。
このソフト、ヤフオクでは13,000円になっています。
イーベイの方では、33,779円。
数年前のebayでは考えられないような値が付いた取り引きがされています。
内外価格差も20,779円と結構な利幅になります。
こちらの『エル・ヴィエント』も有名タイトルではありませんが、海外のメガドライバーさん達から注目されています。
ややギャルゲー色が入ったアクションゲームになります。
ヤフオクでの落札価格:8,750円。
イーベイでの落札価格:30,327円。
そして内外価格差が21,577円と申し分ないほどの粗利。
仕入値が1万円以内で済めば、精神的にもいくらかは楽になりますよね。
最後はKONAMIから発売の『タートルズ リターン・オブ・ザ・シュレッダー』。
海外発のアメコミである「TMNT」を題材としたベルトスクロール型アクションゲームです。
これがヤフオクでは、18,009円で落札されています。
それに対してイーベイでは40,437円なので、差額は22,428円になります。
現在、メガドライブのレアソフトは既に飽和状態となっており、日米価格差も段々と縮まっています。
なので、今後はあまり出品されていないニッチなタイトルを探していくことが、収益確保においては重要になってきます。
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